2010年2月に設立された、モバイルアプリケーション開発の共通プラットフォームを立案・規定する民間団体で、世界の大手携帯電話通信事業者と携帯電話メーカーなど68社が加盟している。同団体では、メンバー間でモバイルアプリケーション開発の仕様を共通化し、同仕様で開発されたモバイルアプリケーションをカタログ化し、各メンバーが提供しているアプリケーションストアで配信する仕組みとなっている。WACではHTML5をベースにした仕様を採用しており、開発者はOSやデバイスに関係なくモバイルアプリケーションが提供できる環境となっている。携帯電話通信事業者と携帯電話メーカーは、WACを通じて開発者にとって魅力的な環境を提供することで、モバイルアプリケーションを集め、アップルやグーグルに先行されているモバイルアプリケーション・ストアの巻き返しを図っている。