映画のデジタル流通の仕組み、またはそのサービスのブランド名。欧米の主立った映画会社、家電業界などが共同で開発した、コピー防止の技術を元にしたサービスである。ウルトラバイオレットによってユーザーは、映画のデジタルファイルをダウンロード、ストリーミングでの視聴、複数のデジタル機器からのアクセスが可能になった。コンテンツホルダーからは、DVDやブルーレイに代わるデジタル時代の映像ビジネスの手法として期待されている。ウルトラバイオレット対応の映画は、ブルーレイ、DVDのディスクと同時に、アマゾン・ドット・コムなどでデジタルファイルを購入できる。購入したデジタルファイルは、パソコンにダウンロードできるほか、クラウド上にアップロードし、様々な機器からアクセス、視聴できる。ウルトラバイオレットは、2011年8月にアメリカで20タイトルが発売されることで開始され、13年1月現在は約100タイトル、サービス利用者数は900万件を超えている。