地元生産、地元消費の略。地元で作られたものを地元で消費しようという運動。食品に対する不安と不信を解消する形で、全国的な運動になってきている。消費者から見ると「新鮮」、「安心」、それに「安価」が期待されている。生産者から見ると、顧客の信頼を得ることによって、安定供給が可能になる。そこで自治体は、精力的に地産地消を促進し、地域の活性化を図ろうとしている。この流れの中で、地域のスーパーマーケットは、地産地消商品の品ぞろえを強化し、ビッグチェーンの価格攻勢に対抗する戦略を強化している。一方、ナショナル・ブランドのメーカーも、地産商品とのクロスマーチャンダイジング(CMD)で販売チャンスを増やそうと工夫している。