消費者の行動の原理や、行動の背景にある気持ちで、消費者が当該ブランドに対してどういう意識を持っているのか、どこが好きなのか、なぜそのブランドを買うのか、といったことを探し出す消費者洞察のこと。主としてアカウント・プランナーが担当し、アンケート調査などに基づいた定量的な分析だけでなく、特にインタビューや観察などに基づいた定性的な分析をもとに導き出すことが多い。コンシューマー・インサイトの発見の立場としては、消費者は平均値で表されるようなものではなく、多様な個別の動機から行動するので、消費者の個別の事例に注目し、「個人」にとっての主観的な意味を解釈する、というものである。