広告目標を単に売上高のような最終目標にだけとどめることなく、それにつながる途中段階にも認知率や理解率などのコミュニケーション目標を設定し、その達成度で広告を管理すべきことを提唱したモデルのこと。1961年にコリー(R.H.Colley)が発表したモデルで、コミュニケーション効果を、未知(unawareness)→認知(awareness)→理解(comprehension)→確信(conviction)→行動(action)の5段階とし、これをコミュニケーション・スペクトラムと呼んでいる。なお1995年にダトカ(S.Dutka)によって、IMCやブランド・エクイティ(ブランドの持つ資産としての価値)の考え方が盛り込まれた改訂版が発表されている。