都市ガスやLPガス、灯油から水素を製造する燃料処理装置を内蔵し、ここで製造された水素と空気中の酸素から燃料電池によって発電を行うとともに、発電の際に発生する排熱を利用してお湯をつくることもできる、家庭用コージェネレーションシステムの商品名。2009年から一般販売が開始された。エネファームとは、燃料電池実用化推進協議会により付けられた統一名称であり、東京瓦斯、大阪瓦斯および新日本石油が共同でこの商標権を保有している。排熱利用を含めた総合効率は80~90%台と高いため、省エネ性とCO2排出削減効果が期待されている。また、発電効率が30%台とエコウィルより高いため、熱需要が比較的少ない家庭への普及も期待されている。