ウォルマート・ストアーズが1990年代に開発した総合品揃えの超大型小売業。非食品小売業であるディスカウントストアに食品小売業であるスーパーマーケットを合わせたもの。1万~2万平方メートルの売り場で生鮮食品、加工食品、家庭用品、雑貨、衣類、玩具などをセルフサービス方式で低価格販売する。食品部門は売場の25%、売上高の40%を占めている。販売管理費率十数%台というローコストオペレーション(low-cost operation 低コスト型の効率的店舗運営)が特徴の一つである。ヨーロッパではスーパーマーケットが非食品の品揃えを拡充し、ガソリンスタンドやATM(現金自動預入払出機)も併設したスーパーストアや、食品スーパーと非食品のディスカウントストアを合わせたワンフロアの大型店であるハイパーマーケットが日常ニーズ対応小売業の主流となっている。日本では地方スーパーのPLANTが93年に新業態としてスーパーセンターを開発した後、総合スーパーやホームセンターの大手にこの分野に乗り出すものが増えている。