すべての商品を、いつでも圧倒的な低価格で販売すること、および恒常的低価格を実現するための仕組み。高収益低価格商品の開発、オペレーションコストの削減、仕入先との連携強化などトータルな条件整備の結果実現する。1980年代前半までのアメリカでは時期によって価格差をつけるハイ・ロー・プライシングが一般的であったが、ウォルマート・ストアーズはリベートや販促支援金など仕入価格を変動させる取引条件を見直し、計画的発注と年間を通じての仕入量の平準化で安定的な低価格仕入れを実現し、EDLP体制を構築した。情報共有やサプライチェーン・マネジメントなど、生産から小売りに至るトータルな仕組みの上に実現するものであり、製販同盟とよばれるメーカーと小売業とのコラボレーション(協業)が不可欠である。