アメリカで1980年代に誕生し急成長したショッピングセンターの一形態。玩具・子供用品専門店の「トイザらス」、文具・事務用品専門店の「オフィスデポ」などの、限られた商品群での安売りを武器とするカテゴリーキラー5店以上を核として、売り場面積3万m2以上で、核店舗が70%以上を占めるショッピングセンターのことをいう。街道沿いなどの広大な敷地を利用して、それぞれ独立した低コストの店舗を構えるオープンモールが通例で、それにより内装や空調等の経費を抑え、従来のショッピングセンターに比べ低コストでの開発・運営を可能にしている。一方、アメリカではパワーセンターの多様化が進展するなかで、ファクトリーアウトレットを併せて出店し「ヴァリューセンター」という、顧客価値に重点を置いた商業集積も出現している。バブル崩壊後の価格志向の高まりとともに、日本でも開発事例が次々登場した。