セブン&アイ・ホールディングスやファミリーマート、イオンなど、グローバル展開が進む大手小売業が、世界のグループ店舗で共通に取り扱うべく開発したプライベートブランド(PB→「リテールブランド」)。日系メーカーや商社などに加えて、海外現地のメーカーとのコラボレーション(連携)も進んでいる。セブン&アイでは2009年秋のカリフォルニア・ワインを皮切りに、缶詰やチーズ、コーヒー豆などへと品ぞろえを拡大、10年に入ってからは中国で開発した菓子類などで中国市場での品ぞろえ差別化を図るとともに、他地域では「新感覚の商品」として位置づけて拡販をねらっている。またファミリーマートでは、これまで海外で開発・販売してきた寿司(すし)「サーモンラバー」(アメリカ)や「広州式おでん」(中国・広州)などを世界共通PBとして位置づけ、11年度内での販売を予定している。