イギリスのテスコ、ドイツのメトロ・キャッシュ・アンド・キャリー、アメリカのコストコホールセールなど、日本に進出し、一定の成果を収めている流通外資大手が日本向けに開発したプライベートブランド(PB→「リテールブランド」)。納豆、しょうゆ、米その他、「日本的食材」を数百品目規模で展開するもの。国際的な商品調達網を活用した大量発注や物流コストの合理化によって大手メーカー品よりも2~3割程度安く価格設定されており、漸次、アイテム数を拡大する計画である。長期低迷下にある日本の消費市場だが、欧米企業から見れば規模は大きく、また安定的な成長も見込まれる魅力的なマーケットなのである。