公職の選挙に関する事務を管理する機関。中央選挙管理会、都道府県選挙管理委員会、市町村選挙管理委員会、特別区選挙管理委員会などが常設されている。中央選挙管理会は総務省の付属機関で、国会議員以外の者で参議院議員の被選挙権を有する者の中から、国会の議決による指名に基づいて内閣総理大臣が任命する5人の委員(任期3年)により組織され、衆議院と参議院の比例代表選出議員の選挙および最高裁判所裁判官の国民審査に関する事務を管理する。都道府県、市町村、特別区の選挙管理委員会は、それぞれの議会において「選挙権を有する者で、人格が高潔で、政治及び選挙に関し公正な識見を有するもの」のうちから選挙される任期4年の4人の委員で組織される。