政府広報は、国の役所が入手したり作成したりした情報を広く国民に伝える情報提供活動である。政府の意図や方針に関する理解や協力を求めたり、逆に、国民の側が提供される情報を自分の生活に役立て得るという意味では、政府と国民をつなぐ大切な役割を果たしている。広報の形はさまざまであり、官報は、法律や省令の公布、政府関係人事の発令、各府省の政令・公示事項などを公式に一般に知らせる広報手段であり、国立印刷局が発行する。また白書は、政府が国政の各分野の現状と課題をひとまとめにして報告書の形で広く国民に提示する公文書であり、主管府省で調製され、閣議決定し国会に提出されるもの(25種)と閣議に報告・配布されるもの(18種)があるが、43種の白書には内容に重複が見られ、作成業務の効率化などから政府は見直し・削減を検討。さらに広報紙・各種出版物・ホームページ・雑誌・テレビ・ラジオなどを通じて行ういわゆるパブリシティーがある。