観光立国推進基本法の成立を受けて2008年10月1日、国土交通省の外局として新設された、観光立国の実現の推進機関。外局の新設は01年1月の中央省庁再編以来、初めて。観光立国の実現は21世紀の我が国経済社会の発展のために不可欠な課題とされ、観光立国推進基本計画(07年6月閣議決定)に基づいて、観光立国の施策推進を担う。基本計画には、(1)訪日外国人旅行者数を増やす、(2)日本における国際会議の開催件数を増やす、(3)日本人の国内観光旅行による1人当たりの宿泊数を増やす、(4)日本人の海外旅行者数を増やす、(5)国内における観光旅行消費額を増やす、という5目標が掲げられている。組織は、長官、次長、審議官、2人の参事官、4課、1部2課で、09年度定員は103人。10年までに訪日外国人旅行者を1000万人にするとした。13年12月20日、政府目標である訪日外国人旅行者数1000万人を達成し、成田国際空港において、これを記念したセレモニーが行われた。