自治体の組織運営・活動の基本原則および自治体と住民の関係などについて定める条例。自治体の憲法とも呼ばれる。かつて川崎市や逗子市で都市憲章条例の制定の試みがあったが成立にいたらなかった。近年では地方分権時代の自治のあり方を表すものとして注目されている。どのような条例がこれに当たるかの基準は明確ではないが、2001年4月に施行された「ニセコ町まちづくり基本条例」(北海道)が最初だとするのが一般的である。名称は「まちづくり基本条例」とするものが多かったが、近年では、文字通り「自治基本条例」とする自治体が増えている。06年5月には北海道栗山町で、議会基本条例が初めて制定された。