核兵器廃絶や非核三原則を求める内容の自治体宣言を採択したり、議会決議を行ったりした自治体。非核自治体宣言が世界に広がっていく契機となったのは、1980年イギリスのマンチェスター市の宣言である。マンチェスター市は、米ソ冷戦のさなか、核兵器の脅威をなくすため、自らのまちを非核兵器地帯であると宣言し、他の自治体にも同じような宣言をするように求めた。すぐにイギリス国内の多くの自治体が賛同し、この宣言運動は世界に広がった。日本でも、80年代からこの非核宣言を行う自治体が増え続け、日本非核宣言自治体協議会の調べで2012年1月現在、約1500自治体が宣言を行っている。