2011年10月1日、東京都暴力団排除条例が施行された。同日、沖縄県でも同じ名称の条例が施行され、これで全都道府県に暴力団排除に関する条例が制定された。内容はおおむね、事業者に対し、契約相手方が暴力団関係者でないことを確認することなどを義務付けている。違反すれば社名を公表される。最初は04年に広島県と広島市が条例で公営住宅入居者から暴力団員を排除する条例を制定。佐賀県では不動産を暴力団事務所に貸さないなどの条例が制定された。その後、暴力団との交際一般を規制し、それに違反した住民をも罰する内容をもつ「暴力団排除条例」が全国都道府県に広がった。「一般の人々は、相手が暴力団だということを何をもって判断するか」などその運用には問題点も多い。