2005年12月14日、マレーシアのクアラルンプールで第1回の会合が開催された首脳会議。参加国は、ASEAN10カ国と日中韓のASEAN+3に、インド、オーストラリア、ニュージーランドを加えた16カ国である。ASEAN+6とかASEAN+3+3といわれることもある。04年12月にラオスのビエンチャンで開催されたASEAN+3首脳会議でその開催が合意された。参加国をめぐっては関係各国の間でさまざまな議論があり、結局、05年4月、ASEAN外相会議で、参加国は、ASEAN+3の13カ国に加えて、(1)東南アジア友好協力条約の加盟国であること、(2)ASEANとの対話国であること、(3)ASEANとの実質的関係が深いこと、の3条件を満たす国というコンセンサスが形成された。05年の東アジアサミットの開催の直前には恒例のASEAN首脳会議やASEAN+3首脳会議が開催された。第2回会合は、フィリピンで06年12月に開催される予定であったが、台風のため07年1月に延期され開催された。第3回会合は、07年11月シンガポールで開催された。「東アジア共同体」形成に向けた、ASEAN+3首脳会議と東アジアサミットの関連は依然として十分整理されていないが、当面は、両者並列して動いていくものとみられる。