2004年12月末に発生したインドネシア・スマトラ島沖大地震とインド洋津波による被災民救援のために、陸海空の三自衛隊が派遣された。陸上自衛隊は医療・防疫活動とCH-47輸送ヘリコプターでの救援物資の輸送、海上自衛隊は輸送艦「くにさき」、護衛艦「くらま」、補給艦「ときわ」での陸上自衛隊員や機材の輸送、航空自衛隊はC130輸送機での救援物資の輸送などに当たった。派遣期間は約3カ月、派遣人員は累計で1515人に上り、過去最高となった。これにより、自衛隊は米軍、オーストラリア軍などとも緊密に連携し、国際緊急救援活動で新境地を開拓した。