2009年8月に防衛省設置法などの一部改正により新設された官職。防衛省所轄の重要事項について、防衛大臣に進言・意見具申する。防衛会議のメンバーでもある。定員は3人で、非常勤でもよい。このポストの設置により、旧来の防衛参事官制度は廃止された。09年8~9月に森本敏氏(拓殖大学教授)が起用され、民主党政権発足後の10年1月には西元徹也氏(元自衛隊統合幕僚会議議長)が起用された。防衛省改革の一環として、防衛大臣のリーダーシップの向上をめざすものだが、首相と防衛大臣との関係、防衛大臣と補佐官との関係などによって、果たすべき役割は異なってこよう。