外国からの賓客に対して、その宿泊やもてなしを行うために設けられた施設。東京都港区元赤坂2丁目にあり、敷地面積は約11万7000m2。もともとは東宮御所として1909年に建てられた。設計は片山東熊。ベルサイユ宮殿に類似した洋風の建物である。74年3月に迎賓館として改修された。改修の際に、東側の森の中に和風別館が新築された。これまでに行われた3回の東京サミットの会場としても使われた。2005年4月には京都市上京区京都御苑内饗宴場跡地に京都迎賓館が開館した。敷地面積2万m2で、入母屋屋根と数寄屋造りの外観と築地塀を巡らせた品格ある和風建築である。