第3次安倍晋三改造内閣(2015年10月)に伴って、新たに政権の目標として掲げられた「新・三本の矢」(希望を生み出す強い経済、夢を紡ぐ子育て支援、安心につながる社会保障)の実現を目的とする「一億総活躍社会」の実現に向けたプランに関わる審議をするために、内閣におかれた組織である。内閣総理大臣を議長とし、一億総活躍担当大臣(初代・加藤勝信)を副議長として関係の大臣が構成員となるとともに、それ以上の数の有識者を含む大きな会議体となっている。女優で戸板女子短期大学客員教授の菊池桃子がメンバーとなったことが話題となったが、有識者の多くは主要審議会の中心的メンバーである。この会議によって、関係閣僚を束ねるとともに、各種の審議会を横断し、政府が一体となって問題を取り組む体制を整えたものとみられる。