カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンの5カ国を含む地域に非核兵器地帯を設置するもの。1997年2月のアルマトイ首脳会議でその意図が宣言されて交渉が開始され、条約は2006年9月8日にカザフスタンのセミパラチンスクで署名され、5番目の非核兵器地帯となった。5カ国の批准が整い、条約は09年3月21日に発効した。アフリカ非核兵器地帯条約も09年7月15日に発効した。また朝鮮半島や日本を含む北東アジア非核兵器地帯の設置も研究者の間で議論されている。14年5月6日、5核兵器国(アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国)は中央アジア諸国に対して核兵器を使用しないという消極的安全保障(NSA)の約束を含む議定書に署名した。