クリントン政権(当時)および特にブッシュ政権(当時)においてアメリカの外交・軍事政策の中心となっていた考えで、大量破壊兵器の拡散の「防止」のみならず、拡散に対する「防護」を重視している。すでに拡散した場合にそれに軍事的・強制的に対抗しようとするもので、攻撃面では、移動式の目標または地下の目標を攻撃する能力が重視され、防御面ではミサイル防衛が重視されている。2003年のイラク戦争や拡散防止構想(PSI)など、ブッシュ政権(当時)の政策の多くはこの考えに基づいていた。しかしオバマ大統領はこの用語を使用することなく、「核兵器の拡散と使用の防止」に重点を移している。