日本とオーストラリアの主導により2010年9月にニューヨークで最初の会合を開いた核軍縮・核不拡散に関する外相会合。メンバーはさらにカナダ、チリ、ドイツ、メキシコ、オランダ、ポーランド、トルコ、アラブ首長国連邦を含む10カ国。その目的は、地域横断的に核軍縮・核不拡散に積極的な国が集まり、2010年NPT再検討会議において全会一致で採択された結果を前進させ、相互に強化し合うプロセスとしての核軍縮・核不拡散の課題を推し進めることである。第2回会合は11年4月にドイツのベルリンで、第3回会合は同年9月にニューヨークで、第4回会合は12年6月にイスタンブールで、第5回会合は同年9月にニューヨークで開催された。15年のNPT再検討会議に向けての12年5月の第1回準備委員会には、(1)核戦力の透明性、(2)カットオフ条約、(3)IAEA追加議定書、(4)軍縮・不拡散教育、の作業文書を提出した。13年の第2回準備委員会には、(1)包括的核実験禁止条約、(2)非戦略核、(3)核兵器の役割低減、(4)輸出管理、(5)非核兵器地帯、(6)核兵器国への保障措置拡大、の各作業文書を提出する予定である。