1946年の国連総会決議に基づいて設立された総会の自立的補助機関。活動の原則は、児童の権利条約に従うこと、自然災害・戦災を問わずあらゆる災難における子どもと女性の問題を対象とすること、家族の結合の推進などである。女性教育、包括的な子どもの保護、エイズ問題など幅広い分野にわたり、190以上の国と地域で活動している。ユニセフは先進国を中心に、日本を含む36の国と地域に国内委員会を有しており、これらの国内委員会は、子どもの権利の促進のみならずユニセフカードの売り上げなどによる活動資金集めや広報活動、政策提言活動なども行っている。ユニセフの活動資金のうち3分の1は、これらの国内委員会を通じて集められた民間資金である。日本はユニセフ執行理事会のメンバー国を務めている。