国連総会は、全国連加盟国の代表で構成され、国際連合憲章(国連憲章)の範囲内にあるすべての問題や事項を討議し、加盟国や安全保障理事会(安保理)などに勧告する。総会では各国が1票の議決権をもち、重要事項は3分の2の多数決、手続き事項は過半数で決議を採択する。総会が処理する事項には、国際の平和および安全の維持に関する勧告、理事会の理事国の選挙、新加盟国の承認、補助機関の設置、予算と分担金の承認、専門機関またはその他の国際機構あるいは国家との間の協定締結の承認、などが含まれる。毎年9月から12月にかけて12週間、通常会期が開かれるが、安保理の要請または加盟国の過半数の要請があったときは、事務総長が特別会期を招集する。また安保理を構成する15理事国の中の9理事国による要請、または加盟国の過半数の要請で24時間以内に招集される緊急特別会期もある。