1967年に設立された国連総会の自立的補助機関。69年に国連人口活動基金(UNFPA)として活動を開始し、87年の国連総会で国連人口基金と改称されたが、UNFPAはそのまま略称として用いられている。リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)の促進と女性のエンパワーメント(地位と能力の向上)を主要な目的としながら、「人口」をキーワードに持続可能な開発に取り組んでいる。94年にエジプトのカイロで採択された「行動計画」と「ミレニアム開発(MDGs)」を活動の基本的枠組みとする。UNFPAは、2011年10月31日に世界の人口が70億人に達したと発表した。