国共内戦に勝利した共産党と非共産党系の民主党派(国民党革命委員会、民主同盟など、建国時の連合政府を形成した諸党派)、無党派知識人士を集めた統一戦線的な組織で、建国から国家体制が整う1954年までの臨時最高権力機関となった。しかし、58年の反右派闘争、60年代後半の文化大革命によって壊滅的な打撃を受けた。改革開放政策の採用によって、党は広範な有能な人士との民主協商を重視するようになり、再び同組織の重要性が高まった。現在は毎年開かれる全国人民代表大会(全人代)の会議とほぼ同時に全国会議が開催され、「両会」と呼ばれ国務院への政策提言や独自の議案調査など活動が活発化している。