アメリカの人口が2006年10月17日、3億人を突破した。アメリカでは1790年以来10年に1回国勢調査が行われているが、総人口は1915年に1億人となり、67年には2億人を突破、その後39年間でまた1億人増えたことになる。2010年国勢調査によると、総人口は3億874万5538人で、中国、インドに次ぐ世界3番目の人口大国。00年の前回国勢調査に比べ9.7%増加した。人口増加の理由としては、アメリカの合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む平均子供数の推計値)が高いことや、中南米出身のヒスパニック系移民の流入が挙げられる(→「ヒスパニック」)。白人の人口は1億9682万人で00年国勢調査に比べ1.2%増えたが、全人口に占める割合は69.1%から63.7%に減った。国勢調査局が12年5月発表した人口推計によると、1歳未満の乳児のうち、人種別割合で白人が初めて半数を下回った。国勢調査局は、白人人口は30年後の43年に総人口の半数を割り、60年には43%にまで下落すると予測している。総人口は51年に4億人を突破し、60年には4億2000万人に達する見込み。