ラテンアメリカ諸国が構成する政策協議機構。正式名称は「協議と政策調整常駐機構」。母体は、1983年に中米紛争をラテンアメリカ諸国自身の手で解決するために結成されたコンタドーラ・グループ(パナマ、メキシコ、コロンビア、ベネズエラ)と、85年に成立したコンタドーラ支援グループ(ペルー、アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ)である。その努力により中米和平が実現したことから、アメリカ抜きで地域の問題を協議することを目的として、これらの諸国が86年にリオデジャネイロにおいて「8カ国グループ」を結成した。その後、90年に「リオ・グループ」という名称に変更された。以後、エクアドル、ボリビア、チリ、パラグアイ、中米諸国、カリブ海諸国などが加わり、2008年にはキューバの加盟も認められた。