チェコ、スロバキア、ポーランド、ハンガリーの4カ国(V4→「ビシェグラード地域協力」)と日本の対話と協力を推進する枠組み。安倍晋三首相が2013年6月16日、ポーランドを訪問した際、V4首脳と初の首脳会合を開き、安全保障分野での連携強化や原子力の分野で協力を深めることで一致した。この中で、原発の新増設を計画するV4各国は日本の原発技術への期待感を表明。安倍首相は「原子力を含む各分野の高い技術をベースに協力を進めていきたい」と応じた。V4は1991年2月、ハンガリー北部のビシェグラードでチェコスロバキア(当時。93年にチェコとスロバキアに分離)、ポーランド、ハンガリーの大統領によって3カ国の友好と協力を進めることを目的に形成された。その後、小泉純一郎首相(当時)の2カ国訪問などの際、日本とV4との間で対話と協力を推進していくことで合意した。