EU(欧州連合)とウクライナ、モルドバ、ジョージアの旧ソ連3カ国が結んだ、自由貿易協定(FTA)を含む連合協定。2014年のウクライナ紛争をきっかけに、EU加盟を目指すウクライナなど3カ国とEUが14年6月27日、高度で包括的な自由貿易圏の構築を含む連合協定に調印した。連合協定(Association Agreement)とは、EUと非EU諸国間の政治、経済、社会、文化及び安全保障上の結びつきを強めるもので、主な協力分野は(1)司法、法の執行、経済回復と成長、エネルギーなど、(2)民主主義、人権、基本的自由、市場経済(の推進)など、(3)貿易関係の近代化と経済発展のための枠組みを提供し、市場を開放すること、とされている。将来的なEU加盟を確約するものではないが、その第一歩と見られている。