2008年8月のロシア・グルジア紛争の休戦協定調印後、派遣された欧州連合(EU)の欧州安全保障・防衛政策(ESDP)の文民ミッション。08年9月15日に共同行動を採択し、10月1日までに展開を終えた。実施期間は11年9月14日まで、とされている。警察官等約200人からなる。サルコジ・フランス大統領の仲介でロシアとグルジアが調印した6項目合意の完全な履行の監視活動を任務とする。合意内容は、すべての戦闘を停止し、双方が紛争前の配備位置に戻るとするものである。問題を拡大したくないロシアもEUの仲介ミッションを積極的に受け入れており、EUの危機管理機能への評価や期待は高まっている。