人は、医学的・生物学的な特別の事情から、何らかの「機能障害」(インペアメント impairment)を持つことがある。機能障害を持つ人には、十分に配慮されていない生活環境のもとでは生活維持に様々な「能力障害」(ディスアビリティ disability)が伴う。その結果、機能障害を持つ人は、支援が得られないと「社会的不利」(ハンディキャップ handicap)の状態においやられる。特定の心身の状態が社会生活上不便となるような環境を築いてきたのは私たちの社会であるとの反省に立って、バリアフリーな生活環境、社会環境を整備し、誰もが社会参加できるようにすることが重要である。