日本の民間企業31社と国際協力銀行および政策投資銀行が、2004年12月に設立した基金。途上国や東欧諸国等で行われるクリーン開発メカニズムや、共同実施事業関連の温暖化ガス排出削減プロジェクトから生じる排出権を購入し、それを出資者間で配分することを目的とする(→「京都メカニズム」)。基金の規模は1億4150万ドル。途上国での風力発電所、メタンガス回収・再利用など、温室効果ガスの大幅削減が見込める事業に資金を提供し、削減できた分の排出権を取得。出資額に応じて排出権を各企業に分配する。基金の運用は14年までの予定。