2020年までに化学物質を人の健康・環境への影響が最小となるような方法で生産・使用することを目標とした、化学物質管理に関する国際的政策枠組み。(1)科学的なリスク評価に基づくリスク削減、(2)予防的アプローチ、(3)有害化学物質に関する情報の収集と提供、(4)化学物質管理体制の整備、(5)途上国に対する技術協力の推進などを定め、「ドバイ宣言」「包括的方針戦略」「世界行動計画」からなる。06年2月にアラブ首長国連邦で開催された国際化学物質管理会議で採択され、国連環境計画の特別管理理事会でも承認された。