1972年の国連人間環境会議の結果、国連の環境関係の取り組みを調整し推進するために設立された機関。本部はケニアのナイロビ。活動分野は、環境破壊の監視を目的として情報収集を行う国際的な組織である地球環境モニタリングシステム(GEMS Global Environment Monitoring System)の運営から、国際環境条約の立案まで多岐にわたり、オゾン層保護条約(→「オゾン層」)や生物多様性条約(→「生物多様性」)等の策定に主導的役割を果たす。日本にはUNEP国際環境技術センターが大阪市と滋賀県に設置されている。