ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法。人体に有害なPCB(ポリ塩化ビフェニル)の処理を保管事業者に義務付ける法律。環境事業団(現・日本環境安全事業株式会社:JESCO)にPCB処理施設の設置・管理権限を与える環境事業団法改正案とともに、2001年6月成立。絶縁油にPCBを使った高圧トランス・コンデンサーなどの廃棄物を保管している事業者に対し、(1)政令で定める期間内での処理義務、(2)保管・処分状況の都道府県への届け出、(3)廃棄物の譲り受けや譲り渡しの禁止、などを規定し、違反者には罰金や懲役刑を科す。12年12月12日、PCB特別措置法施行令の一部を改正する政令が公布、施行されたことにより、事業者によるPCB廃棄物の処分の期限が、当初の16年から26年度末(27年3月31日)に延長された。処分が想定より遅れていることなどによる。