動植物の生態や歴史文化などを学びながら、自然環境や文化の保護意識を高めるエコツーリズムの考え方を実践するためのツアー。2004年には、環境省が「自然と文化を慈しむ」などとするエコツーリズム憲章を制定し、知床(北海道)、白神(青森、秋田)、小笠原(東京)、屋久島(鹿児島)など13カ所をモデル地区に選んで、推進事業を行っている。屋久島の原生林をめぐるツアー、小笠原でホエールウオッチングなどをするツアー、里山の暮らしを体験するツアー、植林や清掃など環境保全に貢献するツアーなどがある。07年6月には、エコツーリズム推進法が成立し、普及のための環境整備が図られている。