森林整備を行うボランティア団体。国土緑化推進機構の推定では、2003年に約1000団体、約10万人。林野庁は、ボランティア団体と森林所有者をつなぐ制度を04年度から創設し、継続的に作業する能力があると市町村長が認定した団体には、国と都道府県が経費相当分を助成する。群馬県新治村の国有林では、「三国山地/赤谷川・生物多様性復元計画」として、日本自然保護協会と林野庁関東森林管理局、地元の観光協会などでつくる地域協議会が、初めての大規模な共同管理を始めた。林野庁は森の癒し効果についての医学的解明も進め、健康増進やリハビリに役立つ「森林セラピー」を確立させたい考え。09年6月には、森林セラピーのガイド役である「森林セラピスト」「森林セラピーガイド」の資格制度が始まっている。