科学的に重要で貴重な、あるいは美しい地質遺産を複数含む一種の自然公園。地球活動の遺産を主な見所とする。ユネスコ(国連教育科学文化機関)の支援で2004年に世界ジオパークの取り組みがスタート。地質遺産の保全、地球科学の普及への利用、さらに地質遺産を観光対象とするジオツーリズムを通じて地域社会の活性化を目指す。世界ジオパークネットワークが27カ国87地域(2011年9月現在)を認定しており、マレーシア・ランカウイ島などのリゾート地も含まれる。日本では糸魚川(新潟)、有珠山(北海道)、島原半島(長崎)、山陰海岸(京都・兵庫・鳥取)、室戸(高知)が認定されている。