東日本大震災に伴い発生した災害廃棄物のうち、一定以上の放射性物質で汚染されたがれきなど。環境省の災害廃棄物安全評価検討会は2011年12月、東日本大震災に伴い福島県内で発生したがれきのうち、放射性物質で汚染されたコンクリート片の再生利用に関する新たな基準として、放射性セシウムの平均濃度が1キロあたり3000ベクレル以下であれば、防水対策を講じることで道路や防潮堤の整備に活用できるとした。福島県内で発生したがれきを県内で再利用することを想定し、追加被曝線量を年間10マイクロシーベルト以下に抑えるため、水を通さないアスファルトなどで地表から30センチ分の保護対策を講じれば問題ないとした。