クールシェアは、夏の節電対策として、1人1台のエアコン使用をやめ、涼しい場所に集まって涼しさを分かち合おうという取り組み。2011年に堀内正弘・多摩美術大学教授のゼミが節電術として提唱した。暑さをしのぎ、みんなでゆったりとした時間を過ごすことのできる場所を「クールシェアスポット」と呼ぶ。人と人のつながり、コミュニティーの活性化というプラスの価値も生み出すとして、地域や商店街をあげて取り組む事例も増えた。公共施設や商店などの実施施設を記したクールシェアマップが各地でつくられた。環境省もスーパークールビズの一環として、12年から導入。「クールシェアプロジェクト」は12年のグッドデザイン賞を受賞した。その冬版をウォームシェアという。