化学品の分類及び表示に関する世界調和システム。2003年に国連が制定した危険有害性を有するすべての化学品について、物理化学的危険性、健康有害性、環境有害性を統一基準で分類し、共通様式のラベルや安全データシート(SDS)により伝達する仕組み。日本でも化学物質排出把握管理促進法(化管法)、労働安全衛生法(安衛法)が定める有害性情報の伝達方法をGHSに整合させ、表示内容に関する基準を一本化する取り組みが始まった。事業者がGHS分類を正確かつ効率的に実施するための手引き「GHS分類ガイダンス」改訂版が13年7月に公開された。