水循環に関する施策を総合的かつ一体的に推進することで、健全な水循環を維持・回復させること等を目的に、2014年に施行された法律。水循環とは、水が蒸発、降下、流下または浸透により海域に至る過程で、地表水、地下水として河川流域を中心に循環することを指す。水循環の重要性、水の公共性、健全な水循環への配慮、流域の総合的管理、国際協調を基本理念とする。内閣に水循環政策本部を置き、水循環基本計画案の策定、関係行政機関の施策の調整等を行う。貯留・涵養(かんよう)機能の維持向上、水の適正かつ有効な利用促進、流域連携の推進、教育、調査等を基本施策とし、国民の理解促進のために8月1日を「水の日」と定めた。