ある世代の再生産年齢人口(15~49歳の女子人口)が次の世代の同じ人口をちょうど1対1になるように置き換える場合の出生率。人口移動がゼロと仮定して、人口の増減が無い状態をもたらす合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの数の平均)の水準を意味する。この数値は固定的なものではなく、死亡率の水準に応じて変動する。具体的には、合計特殊出生率を純再生産率で割った数値。現在、平均寿命の高い先進国では2.1前後であるが、途上地域の平均は2.4。日本は2008年に2.07だが、1950年は2.43であった。