主要な構造躯体(くたい)別にみると、柱や梁を鉄骨でつくる鉄骨(S)造、主要部材が鉄筋コンクリートの鉄筋コンクリート(RC)造、鉄骨と鉄筋コンクリートを組み合わせた鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造がある。8階建てまではRC造が多く、9階建て以上はSRC造が中心だったが、技術革新によってRC造の高層、超高層マンションも可能になっている。なお、超高層マンションでは低層階がSRC造で高層階がRC造の組み合わせもある。建て方別では、鉄筋コンクリートのパネルを床・壁・天井の六面体として組み立てる壁式構造と、鉄筋コンクリートを柱・梁として組み立てるラーメン(ドイツ語で枠のこと)構造がある。壁式構造は主に5階建てまでで、6階建て以上はラーメン構造だが、近年、免震構造との組み合わせによって、十数階建ての壁式構造も登場している。