個食とは、家族が集まっていても各人個別の食事を取ること。両親がきちんとした食事を取っている傍らで、子供は自分の好きなインスタント食品やファストフードを食べるというケースもある。家族のきずなが希薄となっている表れだという指摘もある。どの程度個食が行われているかの統計はないが、近年、増加傾向にあるといわれる。一方、孤食とは、家族と別に一人で食事を取ること。夜の帰りが遅い両親を待たずに一人で食事を取る、あるいは逆に塾から帰って遅くに一人で食事を取るという児童や生徒も多い。個食や孤食は、自分が好きなものだけを食する傾向が高く、栄養バランスを欠き、生活習慣病の誘因となる。