チオクト酸とも呼ばれる。生体内の化学反応を触媒する酵素の働きを助ける補酵素の一種。主な働きは、ブドウ糖が代謝される第一段階の解糖系におけるピルビン酸の生成とアセチルCoAの生成を触媒する酵素の働きを強める。そのために不足すると、ブドウ糖が十分にエネルギーに変換しないことから、ダイエット用サプリメントとして販売されている。また、抗酸化作用も強いので、体内の過酸化防止にも役立つとされている。体内では合成されないので、ビタミン様物質とされているが、腸内細菌によって合成されるので通常、不足は起こらない。